筆が遅く、今年初のコラムが、既に1月の3週目になってしまった。。。
おかげさまで、実店舗(ワインショップ)で忙しくさせていただき、 目の前の業務に追われているが、 今年はもう少しダイナミックにwinyの活動もしていきたい。
̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶
ところで、去年の11月、
ワインダイヤモンズさんのアテンドで、1週間、南オーストラリアを旅してきた。
個人的には2017年の最も大きな出来事と言って間違いない。
旅行記をブログのようにツラツラと書くつもりはないが、何を感じて、何を得て帰ってきたのか、2点だけ書いておきたいことがある。
今回はそのうちの1つを。
6泊の旅程のうち、生産者の家に実に4泊も世話になった。
はじめに泊めてもらった、
バロッサのショブルックワインズのトムショブルック邸では、 飼っている羊をさばいて、焼いて食べさせてくれた。
もちろん臭みなんてゼロだった。
みんなで手打ちパスタを打って大宴会をした。
おかげさまで、実店舗(ワインショップ)で忙しくさせていただき、 目の前の業務に追われているが、 今年はもう少しダイナミックにwinyの活動もしていきたい。
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ところで、去年の11月、
ワインダイヤモンズさんのアテンドで、1週間、南オーストラリアを旅してきた。
個人的には2017年の最も大きな出来事と言って間違いない。
旅行記をブログのようにツラツラと書くつもりはないが、何を感じて、何を得て帰ってきたのか、2点だけ書いておきたいことがある。
今回はそのうちの1つを。
6泊の旅程のうち、生産者の家に実に4泊も世話になった。
はじめに泊めてもらった、
バロッサのショブルックワインズのトムショブルック邸では、 飼っている羊をさばいて、焼いて食べさせてくれた。
もちろん臭みなんてゼロだった。
みんなで手打ちパスタを打って大宴会をした。
その後、2泊したアデレードヒルズのジェントルフォークのギャレス邸では、 飼っている鳥をさばいて、焼いて食べさせてくれた。
ギャレスの義兄は海でアワビをとってきてくれていた。
また別の日。
お昼に訪れたヤラヴァレーのウィリアムダウニーのビル邸では、 ローズマリーの枝に刺したハツが、日本の焼き鳥スタイルで何本も焼かれていた。
「牛をさばいたんだ。これは牛のハツだよ」
とビルは言った。
ギャレスの義兄は海でアワビをとってきてくれていた。
また別の日。
お昼に訪れたヤラヴァレーのウィリアムダウニーのビル邸では、 ローズマリーの枝に刺したハツが、日本の焼き鳥スタイルで何本も焼かれていた。
「牛をさばいたんだ。これは牛のハツだよ」
とビルは言った。
牛は年に一頭だけ殺して、家族で食べると話していたと思う。
食べきれない肉は生ハムやサラミなどの保存食になり、毛皮も家の床に敷かれていた。
ビルの家の庭にはプラムやイチジク、レモンなど様々な植物が植えられ、羊と豚と牛、それに犬と馬を飼っていた。
現金で買うのはコーヒー豆とビール、チーズくらいらしい。
「その木のレモンを取ってきてくれよ。ジントニックを作って飲もう」
なんて言われちゃ、たまらない。おいおい、ここは楽園かよ!と。
それよりも、
貴重な家畜の牛を、きっと我々が行くタイミングで殺してくれたんだな。
だから新鮮なハツがあるんだな。。
そんな風に思うと目頭が熱くなった。
「おもてなし」とはなんだろうか。
彼らの家で出てきた料理は、
どれも粗野で、シンプルで、でも、どれも最高に美味しかった。。。
最終日に行ったシドニーのレストラン「ester」の料理よりも正直、心に残った。。。
「豊かさ」とはなんだろうか。
「ごちそう」とはなんだろうか。
ワインに入れる亜硫酸の量が何ppmか、なんて話は置いといて、彼らの生き方そのものが自然なんだなぁ、と実感した旅だった。
そして、ワイン以上に、
生き方が自然と密接なのが垣間見れたことがものすごく収穫になった。
帰国してから、一宿一飯の恩をどうやって返すかをずっと考えている。
答えはまだ出ない。
でも、彼らのワインを紹介する時のトーンが、以前よりも少しだけ高くなったことは確かだ。
2018年1月18日
食べきれない肉は生ハムやサラミなどの保存食になり、毛皮も家の床に敷かれていた。
ビルの家の庭にはプラムやイチジク、レモンなど様々な植物が植えられ、羊と豚と牛、それに犬と馬を飼っていた。
現金で買うのはコーヒー豆とビール、チーズくらいらしい。
「その木のレモンを取ってきてくれよ。ジントニックを作って飲もう」
なんて言われちゃ、たまらない。おいおい、ここは楽園かよ!と。
それよりも、
貴重な家畜の牛を、きっと我々が行くタイミングで殺してくれたんだな。
だから新鮮なハツがあるんだな。。
そんな風に思うと目頭が熱くなった。
「おもてなし」とはなんだろうか。
彼らの家で出てきた料理は、
どれも粗野で、シンプルで、でも、どれも最高に美味しかった。。。
最終日に行ったシドニーのレストラン「ester」の料理よりも正直、心に残った。。。
「豊かさ」とはなんだろうか。
「ごちそう」とはなんだろうか。
ワインに入れる亜硫酸の量が何ppmか、なんて話は置いといて、彼らの生き方そのものが自然なんだなぁ、と実感した旅だった。
そして、ワイン以上に、
生き方が自然と密接なのが垣間見れたことがものすごく収穫になった。
帰国してから、一宿一飯の恩をどうやって返すかをずっと考えている。
答えはまだ出ない。
でも、彼らのワインを紹介する時のトーンが、以前よりも少しだけ高くなったことは確かだ。
2018年1月18日
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