Ryoji Ohgushi

2nd コラム:オーストラリアのロゼ事情ってどんな感じ?

What do you think of Rose wine in Australia?

2020年5月7日 更新
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Gentle Folk(ジェントル・フォーク)のレインボージュース。23種類ものぶどうから造られた赤と白を合わせたロゼワインの代表格。
「一言にロゼと言ってもかなり多様」
ロゼを造るワイナリーが増えたせいなのか、色々なロゼを見る機会がここ数年増えてきたように思います。

昔は勝手な想像でロゼは薄いピンク、またはサーモンピンクのイメージが強かったのですが、最近オーストラリアで見るものには赤ワイン?と思ってしまうほど色の濃いものも結構あります。

そして、逆に明るい色の赤ワインも増えてきているのでロゼが赤よりも色が濃いということも多々あるんです。

結局、僕が普段接している造り手たちはあまりジャンルにとらわれていないので彼らなりに『これは明るい赤だよ』と言ったり、『ロゼだよ』って言っています。

中には『わからない』とか、『どっちでもいい』と答える造り手もいますが、そんな答えをさらっとするあたりもナチュラルワインの造り手の魅力なんですよね。


僕はワインが好きですし、学んでいきたいとは思いますが、あまり学問のようになったり、答えが決まりきってしまっているのはあまり好きではありません。

皆さんにもこれまでの常識や基本にあまりとらわれずにワインに向き合ってもらって、オーストラリアの新しい世代が造るロゼワインを楽しんでもらえたらと思います。



Ryoji Ohgushi
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/ryojisydney/

2020年5月6日
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Ryoji Ohgushi Ryoji Ohgushi

オーストラリア・シドニー在住。2004年からオーストラリアの飲食店でキャリアをスタートし、2008年にオーストラリア永住権を取得。現在はオーストラリアの飲食店のワインリスト作成のコンサルティング業務や日本ワインの卸販売を行い、2020年からwiny.tokyoのオーストラリアワインメーカー発掘のサポートを行う。年間約1500種類のワインを試飲!https://mauvewine.com/

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