Nadja

インコンピユート・ペル・フルト・ドゥーヴァ 2012 / パーネヴィーノ(ジャンフランコ・マンカ)

Incompiuto Per Furto D' Uva 2012 / Panevino (Gianfranco Manca)

2021年8月8日 更新
パーネヴィーノ、インコンピユート ペル フルト ドゥーヴァ(葡萄盗難による未完成品)。温存していた9年熟成、2012年お嫁に行きました。これは一回限りのキュヴェ。関西を代表するイタリアンシェフと関西を代表するワインバーキャリアのソムリエに王冠だったので泡かな?と思ってお出しすると白的微発泡でした💦

記憶の忘却にあるものをあとで調べるといつもの泡、ビッルケ用の瓶内2次醗酵を促すための糖分用に、畑に生らせたままにしておいたブドウが盗まれてほとんど発泡していない状態のワインの出荷になったようです。。

そう、この'12年は赤もあのペッジョ(最悪)1、2、3を産み出した乳酸菌のいたずらによる揮発酸をもたらしたジャンフランコにとっては大変な年だったのです。

当時のジャンフランコの発言をここに抜粋↓

「俺の失敗を望んでいる奴が少なからずいるっていうのを感じるんだ。俺が、ワインはブドウだけで造るもので、あらゆる添加物、テクノロジーに頼る必要がないって、ことある毎に言っているのを面白くないって思っているやつらが。今回のペッジョという名前、俺からの彼らへのメッセージとも言えて、ペッジョな(最悪の)気象条件、ペッジョな樽から生まれた、パーネヴィーノ的ペッジョなワイン…。もちろん揮発酸は高い。でも飲んだら普通に美味しくない??なーーんも使わなくたって、色々難しい条件が重なったって、俺たちはこれくらいのワインが造れる。パーネヴィーノ基準の“最悪”でもこのレベルですよ!って。そんな年にこんな樽がうちのワイナリーに届いたこと自体、運命を感じるというか、まるで神が“最悪な”ワインを造ってみろと言っているかのような気さえして…。畑での対処、セラーでの仕事のしかた、そして俺たちの事をちゃんと理解してくれているお客さんとそうでないお客さん…2012年の赤は、経済的なもの以外では余りあるほどの収入(実り、理解、認識)を俺たちにもたらしてくれたんだ。」

そう、ペッジョはどれも僕にとっては最高に印象に残るワインでした❤️

木曜ナジャ、18h開園です🙇🏻‍♂️〜23h閉園🍷
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ワイン名:インコンピユート・ペル・フルト・ドゥーヴァ 2012
タイプ:白
生産者:パーネヴィーノ(ジャンフランコ・マンカ)
生産者HP:N/A
生産地:イタリア、サルデーニャ
品種:トレッビアーノ、ヴェルメンティーノ、ヴェルナッチャ
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Nadja Nadja

ときのうつろいは早い。南仏ではなく、南塚口にひっそり現存する塚口最古のワインバー、ナジャ。一歩足を踏み入れると終電をなくしてしまう。 兵庫県尼崎市 南塚口町8-8-25 Tel: 06-6422-3257

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