Shinsuke Yonezawa

14thコラム:時を堪え忍んだお手頃ワインの密やかな楽しみ

〜 Secret Fun with Daily Wine That Endured Time 〜

2017年10月31日 更新
ヤフオクで売り飛ばしてしまおうか(笑)


おっとこちらはワインと音楽のニッチなコラムだ。

お、音楽を忘れるところ。。

ワインを掘り起こしているときにこんなのをBGMにしていると延々と夜が更けていく。カラオケの延長を重ねて朝を迎えるように。
 (6747)

バート バカラック ワールドをみごとに体現するパートナーとしてのディオンヌ ワーウィックの歌うバカラック。
僕の中では数少ないアメリカの良心。

探しているとオリジナルのシラ ブラックの唄う「アルフィー」の'65年のレコーディング風景の貴重な映像があったのでこちらを。バカラックが指揮、ピアノだ。
https://www.youtube.com/watch?v=ZAuoNa5g6i8&sns=em

晩年のバカラック本人が歌うもの。
https://www.youtube.com/watch?v=rKt4IWKy1mU&sns=em
これはヤバい。。
染み入るなぁ。
まさに晩秋のワインのお供に脳ミソが蕩けでる王道サウンド。デイリーワインがグランヴァンになる。(笑)

では、ディオンヌの'67年のアルフィーを。
https://youtu.be/KoNtj27a6Rk

温度ストレスなく飲めるこの時期に熟成ワインとバカラックサウンドはたまりまへんでぇ〜。


Lagniappe(おまけ)。
https://www.youtube.com/watch?v=Trw9ZGhDKDQ&sns=em
なんと'08年に椎名林檎がバカラックから提供を受けた曲「IT WAS YOU」'13年録音。
林檎はどこまで大きくなるのかしら。


弦の音が堪りませんね。

人恋しくなってくる。。



書き終えて昨夜開いたレグリエールの澱(オリ)をグラスにそぉーっと注ぎしみじみと。
 (6749)

店をオープンしたヴィンテージ。
ナジャの20周年vin.。
20年のワインの澱はまあるく旨いが、
20年の人生の澱は澱(よど)みまくりだわ。



胸騒ぎに繋がる「あの官能」はまだ続いていた。





人はさっさと開けたくなる欲望の時を堪え忍び、その年月を耐え忍んだワインは私たちに少し歓びを与えてくれる。







2017年10月30日
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Shinsuke Yonezawa Shinsuke Yonezawa

尼崎、塚口にある尼崎最古のワインバー・ナジャのオーナー/シェフ/ソムリエ/DJ。

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