Shinsuke Yonezawa

10thコラム:フェスティヴァン京都、ムジカ リポート

〜 Musica Report for FESTIVIN KYOTO 〜

2017年7月20日 更新
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日頃からワインは音楽だ、と言い続けているのだけれど、先日の日本最大級のナチュラルワインパーティ、FESTIVINもそれを体現している、ワインパーティか音楽イベントか、わからないくらいに毎回音楽のクオリティが高い。

音楽の高揚感がナチュラルワインを飲んだ時に感じる細胞に染み渡り歓喜する瞬間にリンクし、僕たちを終わりのないハイエンドに連れて行ってくれる。
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そして、あのクオリティのワインが押し寄せ全国から集まったワインラヴァー店のフードが目白押し。

ほんとにたまったものではない!(笑)

ランキン タクシーのような過激パフォーマーの登場で会場の淑女を沸かせた年もあるが、そんな文化に👎するのではなく、大人な包容力でランキンらに抱擁し、笑い飛ばしてもらいたいものだ。
https://youtu.be/iNhHFM4_bCw

なぜなら貴女の大好きなそのワインは、そんなランキンのようなパンクな奴達が造ってるかもしれないんだョ、というかかなりの確率でそうだ。

貴方のワインは好きだけど貴方自身は嫌い!でもいいけどさ。本質は昔のパーカーポイントの高得点ワインのようにナチュラルな世界ほどコッテリしてるかもしれない。

エロスの国フランスや、アモーレの国イタリアで水面下でどんなことが繰り広げられているか、大人な貴女なら漏れ届いているはずだ。

さて、未だ興奮冷めやらず、なフェスティヴァン京都の余韻に浸りながら今回のご機嫌なミュージシャン&DJの面々。


ピアニカの魔術師。
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ノリノリのアクションでタンゴの革命児、ピアソラの曲からスタート。

https://youtu.be/Q69upa7XY6k
ありえない発想の両手奏法にびっくり。


FESTI-BAND。
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OSAKA ROOTSというご機嫌なブルース バンドに、
https://youtu.be/66acgkcUvTU

知る人ぞ知るブルースギタリストでもある京都きってのナチュラルワインショップ、エーテル ヴァインの王子、江上さんが参加。
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ブリブリのブルースギターを聞かせてくれた。

ラストにピアニカの魔術師も参加して盛り上がる盛り上がる。


そしてDJ陣は、誰もが数枚は持っている渋谷カフェ アプレ ミディのコンピレーションCDシリーズやフリーソウルのコンピ、サバービア、現在のニューカマーな動きではグッド メロウズの橋本徹。
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四半世紀に及ぶ濃密な音楽界のスーパーエディターです。
https://youtu.be/zmCJN8jUSuA

橋本さんは、先日クリスココさんが訪れてくれた時に電話で話す機会があってからのほんとうに久しぶりの感動の再会。

何か楽しいことしたいな。

21世紀のゲンスブールと言われたバンジャマン ビオレの妹、コラリー クレモンのデビューCDのライナーノーツに こっそり、ナジャが登場する文章を書いてくれたのはもう15年も前のことだ。


そして、今年でデビュー20周年のCalm。
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ジャンルを越境して美しくピュアな音を聞かせてくれる。

このフェスティヴァンのボス、勝山さんも絶大なる信頼を寄せるDJであり、コンポーザーだ。

https://youtu.be/Ltp9r2Z3yCg
名作ですね。ピアノのフレーズが耳から離れなくなりソプラノサックスの音が天国に導いてくれる。

ぼくがびっくりしたのは京都ミニマムな熟成ステーキハウス、14eの茂野がナジャのレコードを物色していた時にROBERT HAIGHの12"を掘り出して聴いてると、これ知ってる!となってお互い驚いて、なぜこんなにマニアックなもの知ってるの?と聞くと、CalmのDJミックスに入っていたというのだ。
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尼崎、塚口にある尼崎最古のワインバー・ナジャのオーナー/シェフ/ソムリエ/DJ。

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